その寝たきり老人は娘に手間を掛けさせないように死を望んでいた。
「私が死んだら僅かだが保険金が・・・」
ある日娘が寝室を覗くと
お父さんはたんすの柄に紐をかけ自らの首を締め付けていたが死に切れず苦しんでいた。
苦しむ父親を抱きながら娘は昔話を・・・
意識朦朧の父に
「もういいよね」
「わかった。楽にしてあげる」
「ごめんね」
そして娘の手でお父さんは・・・
やりきれないシーンを西沢利明は演じました。
まさに名優死すです。
いつまでも心に残る名優でした。