山田洋次 寅さん 同胞 強い国よりやさしい国 内省的 ノーベル賞級
山田洋次監督の映画はどこかドキュメンタリータッチだ。散文的なのである。
キャメラワークがしかし雄大だ。音楽も大陸的だ。
山田作品を見た後はもう一度人間を信じてみようという気持ちになる。
弱肉強食狩猟文化のアングロサクソン的価値観でばらばらになった日本社会をもう一度農耕文化的共助の目で再構築しようとする監督のやさしさが日本人のDNAを呼び覚ますのだらう。
弱肉強食狩猟文化のアングロサクソン的価値観でばらばらになった日本社会をもう一度農耕文化的共助の目で再構築しようとする監督のやさしさが日本人のDNAを呼び覚ますのだらう。
幼少期の大連(A)
での生活と引き上げ体験が山田作品の大陸的基調と弱いものへの愛情につながるのでせうか。
そんな81歳!の監督には国の勲章はいちばん似合わないが、映画の中のやうな世間の片隅に生きる人たちへの賛歌ならば・・・